CONCEPT
現在、日本国内において、建築士の設計による住宅は全国で4%にとどまっており、ここ数年横ばいである。では誰が住宅をつくっているかというと「工務店」と呼ばれる大工を中心とした小規模なビルダーであり、彼らの設計・施工によって全国の圧倒的シェア(約6割)をカバーしている。これは機械化・工業化が成熟を迎えた現代において、非常に稀有な状況だ。ほぼすべての産業における小規模工場がシュリンクしていった中で、住宅設計業においては未だ近代以前とメインプレイヤーが変わっていないのである。 そこで、建主ではなく施工者向けに「デザインコード」と呼ばれる設計説明書をつくって提供した。これの手法によって、「設計を設計」することができる。 この手法を実装したサービスがサンワカンパニーより提供している「ASOLIE」。 日本中の多くの新しい建主が、より快適で楽しい住まいを手に入れられることを願う。